ここでは、大学のリポジトリで公開されている論文をご紹介します。

 

1.『精神障害者セルフヘルプ・グル-プの基礎的研究 : 援助関係論の検討』東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士論文(1997)

 セルフヘルプ・グループ(SHG)について、その本質を明らかにするべく、精神障害者の場合を例にとって体験記の解釈、実態調査の分析等に基づいて実証的な検証を試みたもの(400字詰め原稿用紙447枚分)。

 

2.「精神障害者の生活支援における援助モデル」『長野大学紀要』第19巻第4号(1998.3)

 精神障害者の地域生活支援を考える上で、最近のソーシャルワーク理論から「ストレングズ視点」「エンパワーメント」「構成主義」を取り上げ、援助モデルを「変容モデル」と「支援モデル」に類型化して支援モデルの重要性を考察したもの。

 

3.「「パートナーシップ」に向けて-『コレクション』から-」『現代福祉研究』(法政大学現代福祉学部紀要)第5号(2005:オープンアクセス)

 久保紘章先生(法政大学現代福祉学部教授、2004年8月逝去、享年64)を偲び、先生の著作集である『コレクション』から、パートナーシップの実現に向けて、先生が理論化されてきた道筋の一端を整理したもの。

 

4.「ジャーメインのライフモデル論」『現代福祉研究』(法政大学現代福祉学部紀要)第6号(2006:オープンアクセス)

 「人と環境との二元論問題」に対して、システム理論や生態学の概念枠組みを用いながら統一的に記述し、実践レベルでのモデルを提示しようと試みたジャーメイン(Germain,C.)のライフモデル論を取り上げ、その理論的な変遷を中心的に跡づけたもの。